環境コミュニケーションの視点でみた都市創造のあり方 −環境コミュニケーション都市−(仮)

はじめに
第1章 環境コミュニケーション
1−1 環境コミュニケーションとは?
1−2 環境コミュニケーションの必要性
1−3 環境コミュニケーションの原則
1−4 環境コミュニケーションのPDCA
第2章 環境コミュニケーションの視点でみた過去の都市計画の比較
2−1 過去の都市計画の比較の必要性
2−2 アーバンビレッジ
2−3 コンパクトシティ
2−4 ニューアーバニズム
2−5 村落都市
2−6 各都市計画の評価、比較
第3章 環境コミュニケーション都市
3−1 環境コミュニケーション都市とは?
3−2 環境コミュニケーション都市の必要性
3−3 環境コミュ二ケーション都市像
おわりに
謝辞
参考文献

ニューアーバニズム

都市計画において、人間のスケールにあったコンパクトな町づくりを目指す考え方。
都市の成長を管理したり、公共交通機関を整備することなどによって、都市の大きさをコンパクトに維持することを指向するもの。
都市が小規模であるため住民が生活しやすく、無駄な公共投資を行う必要もない。
その結果として持続可能なコミュニティーを実現できるとされる。
1970年代以降の米国で発展した概念だが、近年、日本の都市計画関係者の間でも、この概念が注目を集めるようになった。

・都市計画において、人間のスケールにあったコンパクトな町づくりを目指す考え方。
→都市の成長を管理したり、公共交通機関を整備することなどによって、都市の大きさをコンパクトに維持することを指向するもの。
→都市が小規模であるため住民が生活しやすく、無駄な公共投資を行う必要もない。
その結果として持続可能なコミュニティーを実現することが可能とされる。
→newurbanism。NU、またはNU運動などと呼ぶ場合もある。

・1970年代以降の米国で発展した概念。
→都市のスプロール化(関連語参照)を抑制する必要性から発生した考え方。
→成長限界線を設けて、その区域内を開発地域と設定する手法が発達。
→この成長管理の考え方に、環境やコミュニティーの観点が付け加えられ、ニューアーバニズムの概念が確立されていった。

・この言葉を表面的に捉えた誤解も多い。
→歴史趣味のデザインで構成された都市(ニューアーバニズムがネオトラディショナリズムとも呼ばれることから)。
→小規模に設計された都市。……など。


抜粋 Wikipedia

アーバンビレッジ <イギリス>

 イギリスではアーバンビレッジというビジョンが1992年に示され、その開発が行われつつある。都市内の住宅需要への対応と、イギリス国民の田園的な住宅に住みたいという要求を折半したイギリス型集合住宅のような趣旨であるように見えるが、イギリスの社会のなかで、伝統的なコミュニティを維持し、安全性、生活の質、環境に大きな視点を置くものである。それは「都市再生の必然性と、サスティナブルで安全なコミュニティを創出することが最も重要である」と示され、6つの理念が挙げられた。
 「ヒューマンスケールの開発」「高品質なデザイン」「複合開発」「綿密に計画されたインフラ」「ミックスインカムとアフォーダブルハウジング」「効果的なマネージメント」である。
 そのために
 ○平均密度:50〜60戸/ha、120〜150人/ha
 ○街区内の用途混合
 ○多様な所有形態による幅広い世代のコミュニティの創出、
 ○自動車への過度な依存の回避(公共輸送手段への移行)、
 ○サスティナブルな(持続可能な)住環境の創出、
 ○計画プロセスへの公共セクターの関与、
 が計画に望まれている。これらにより、何世紀にも渡って生き延びているイギリスの伝統的なコミュニティの性格をもつことが期待されているわけである。
 イギリス政府は、都市内の住宅需要増に対処するために、アーバンビレッジの原則を取り入れる方針を固め、現在、国と地方自治体レベルの住宅供給方策として議論されている。この原則は魅力的なものとみられているが、課題は事業として成立し得るかどうかで、今後、これが住宅地計画の定型となりえるか、現在のイギリスの見所である。

村落都市とは?

都市とは、人口が集中する地域で主に第二次産業第三次産業に従事する人が集住する集落のこと。
村落とは、人口や家屋の密度が小さく、第一次産業(農業)に従事する人の割合が高い集落を指す。単に村とも呼ばれる。 
都市の対義語が村落とされているが、これからの都市は両方の要素が必要となる、ある程度人口がいる、すべての産業を行う都市を考えなくてはならない。
両方を持ち村落の集合を都市とする集落を村落都市とする。
現在日本の都市の多くは様々な問題を抱えている大きな問題点としては

  1. 人口問題 :人口減少による都市の変化や空き家の増加、高齢化社会
  2. 環境問題 :大気汚染や自然保護
  3. 都市交通問題:交通弱者、郊外の道路不整備
  4. 都市の問題点
  5. 人口の過密化、環境悪化、高い物価
  6. 村落の問題
  7. 人口の減少、過疎化、低賃金

小さな都市と村落の問題点は対になっている、両方の機能を持てば解決する問題も少なくはない。
村落都市とは大小の集落を形成し連結させる、異なる大きさの集落を形成する事により一つ一つに違った特性を持たせる、たとえば大きな集落には大きな病院、施設、学校など、また小さな集落は静かなに過ごせる場所や、小さな行動範囲でどこでもいけるなど住む人のニーズに合わせてどの集落を選ぶかが変わってくる、もちろんすべての集落でその範囲内で生活可能なよう商業地などを完備する。
 鉄道沿線の駅を中心に人口は5000人から20000人程度とし人口に合わせた規模で面積を考えるが、徒歩圏内での形成とする、多くの人口を抱えるところは村落を多く形成し、人口を分散させる。沿線ぞいを商業地とし、その他を住宅とする、また村落の外に工業地、農地を設け、すべての産業を持った都市とする。村落区域内は徒歩、自転車、自動車は分離された道路とする、また大通りを設けその範囲内を徒歩のみ通行可能とする。
広場、公園を2つ以上つくる、併設しコミュニティ施設を作る。
農地面積を増やし食料自給率を上げる、自給自足、半農半Xなどのかんがえを取り入れる、
都市の拡大化、分散化をとめるため決められた区画整理を行う。
大きな都市に頼らず独立した持続可能な都市を形成する