コンパクトシティ

コンパクトシティ(Compact City)とは、主にヨーロッパで発生した都市設計の動き、またその背景にある思想・コンセプト。
都市郊外化・スプロール化を抑制し、市街地のスケールを小さく保ち、歩いてゆける範囲を生活圏と捉え、コミュニティの再生や住みやすいまちづくりを目指そうとするのがコンパクトシティの発想である。1970年代にも同様の提案があり、都市への人口集中を招くとして批判されていたが、近年になって再び脚光を浴びるようになった。再開発や再生などの事業を通し、ヒューマンスケールな職住近接型まちづくりを目指すものである。
交通体系では自動車より公共交通のほか、従来都市交通政策において無視に近い状態であった自転車にスポットを当てているのが特徴である。

  • 背景

郊外の住宅地開発
中心市街地の空洞化現象

高度成長期からの都市開発は郊外の住宅地開発であった(私の住む三田市ニュータウンがあてはまる。)ここから中心市街地の空洞化現象(都市のドーナツ化現象)という問題がでてきた。

  • 郊外化の問題点

郊外化の進展は、既存の市街地の衰退以外にも多くの問題点を抱えている。

  1. 自動車中心の社会は移動手段のない高齢者など「交通弱者」にとって不便である。
  2. 無秩序な郊外開発は持続可能性、自然保護、環境保護の点からも問題である。
  3. 際限のない郊外化、市街の希薄化は、道路、上下水道などの公共投資の効率を悪化させ、膨大な維持コストが発生するなど財政負担が大きい。

少子高齢化や環境問題などの問題を抱える現代、上記の問題は致命的である。

  1. 公共交通網がある程度充実していること
  2. 中心市街地である程度文化活動が盛んであること
  3. コミュニティが存在していること
  4. 観光地としても成立しうる資源を持ち人々が流入する要素があること

などが考えられる。


参考: フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』

RHのコメントに関して

「分かり易い」について
景観的問題のある設計を建築指導課が指導する際に、「ここをこうしたらこうなる」ということが簡単に三次元的にしめせるものの作成

  • 予め数種類のパーツを作成、コンポーネントに保存。
  • 持ち込まれた景観的問題のある設計データ(SUのデータが望ましいが、その他のCADデータでもOK.この場合は作業手順がふえる)を自分のSUに反映させて予め作成しておいたコンポーネントを使い指導する。(Google Earthも使えばよりわかりやすく指導できる。)

KISSの法則

KISSとは、サイトデザインやSEOで用いられる言葉で、「構造をできるだけ簡単にせよ」という趣旨の格言である。
http://www.sophia-it.com/content/Kiss
環境コミュニケーションの考えに組み込んで卒研をすすめていこう。

Google Earth

久し振りにGoogle Earthを起動したらバージョンアップしていた。
新機能が増えていてより使いやすくなっていた。
建物の3D 表示できる都市が増えているのもすごいのですが、白塗りの建物も高さや配置がより正確になっています。また、表示もよりスムーズになりました。
また新しいサンライト機能を使用すると、あらゆる場所の日の出と日の入りを見ることができます。時間スライダを移動して、夕暮れ、夜明け、夕闇と、移り変わりをみることができるようです。
一番驚いたのがストリート ビュー機能です。Google マップのストリート ビューが、Google Earth でも使用できるようになりました。一部の都市では、パノラマ画像にジャンプして、360 度回転する風景をみることができました。
これを使えば景観を確認しながら設計できると思う。

環境コミュニケーションとは?

ISOが2006年に発行したISO14063(環境マネジメントー環境コミュニケーションー指針およびその事例)は組織からの視点で書かれたもので組織を中心に置いています。ISO14063では、その2.1で環境コミュニケーションを次のように定義しています。

  • 2.1 環境コミュニケーション

 環境に関する課題、側面及びパフォーマンスについて理解の共有を促進するために、情報を提供及び入手し、並びに内部及び外部の利害関係者との会話にかかわる、組織が実行するプロセス

環境コミュニケーションは個人や家庭を中心に考えることも、政府や自治体を中心に考えるもできる。肝心なことは、環境は、環境を構成する要素とその相互関係を含めて考えることが大切で、環境コミュニケーションも、利害関係者のような構成要素がばらばらに存在して個別の利害関係者と対話することばかりでなく、要素間の複雑な相互関係を認識したうえで、ネットワークになったシステム要素の間の複雑な対話としてとらえることが必要。
参考 
吉沢 正 編 吉沢 正・後藤 敏彦・松本清文 共著「環境コミュ二ケーション入門 ISOガイドラインからの展開!」 財団法人 日本規格協会 2007年6月20日発行

環境コミュニケーションの用語

  • ISO

国際標準化機構(こくさいひょうじゅんかきこう、International Organization for Standardization)、または略称 ISO(アイソ、アイエスオー、イソ)は、電気分野を除く工業分野の国際的な標準である国際規格を策定するための民間の非政府組織。本部はスイスのジュネーヴ。スイス民法による非営利法人。公用語はフランス語、英語、ロシア語。各国1機関が参加できる。
これのISO14063が環境コミュニケーションの指針

  • 環境マネジメントシステム

環境マネジメントシステム(かんきょうマネジメントシステム、Environmental Management System、EMS)とは、企業や団体等の組織が環境方針、目的・目標等を設定し、その達成に向けた取組を実施するための組織の計画・体制・プロセス等のことである。
組織は、独自の環境マネジメントシステムを構築・運用しても良いが、外部機関の定めた規格に基づいたシステムを採用し、また外部機関からの審査・認証を受けることで、効果的なシステムを運用できるとともに、社会的な評価を得ることができる。
国際的な環境マネジメントシステム規格として、もっとも重要なものがISO 14001であり、認証取得組織が増加しつつあるが、中小企業など向けに負担の軽い規格もいくつか制定されてきている。
参考 Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki